恒温動物やるのもつらい

 いつの間にか秋が深まり、相応に暦も進んでいた。 月の始まりごろにはまだ、半袖を着ていたはずだ。 いらぬ世話だけど、こうも冷え込むのが遅いと、暖かい服はなかなか売れ難かったのではないだろうか。 8月末に、受注会で予約していた服の入荷連絡があり、受け取りはしたものの、部屋で広げてにやつく以上の役には立たなかった。今ごろやっと、服は着てこそだななどと思わせてくれている。買いすぎる人間でこうなのだ、うだるような暑い日に正札のニットだのコートだのを見て、食指が動いただろうか。とにかく、遅ればせながらも、ちゃんと冷えてくれてよかった。寒い季節は過ごしやすくて好きだ。  

 最近は、運動したり食事に気を遣ったりするほどに、体調管理の大切さを意識させられる。不調だと運動もできないし、身体を治したいから食事制限もできないし、そもそも気力が湧かない。療養に時間を取られて、無駄な時間を過ごすことになっている。横ばいならまだしも、身体造りの面ではがっつり後退である。元々大して鍛えてはいないけれど、それでもここまで絞るのは結構大変だったのに、柔らかさを取り戻しつつあるお腹を見るたびに憂鬱になる。地道にツケを払っていく作業が待っている。ちゃんと鍛えて、免疫力を高めよう。今秋冬の目標である。

 服への興味は相変わらず減退気味で、よく言えば落ち着いている。今季に至っては、この流行を採り入れたいとかいうことすら考えられていない。とりあえず今は、暖かみがあってちょっと文化系っぽいような、いわゆる秋らしい格好をしたいというくらいの意識でいる。ストライプ柄のソックスと、オーダーまではできなくてもきっちりした革靴、あとは昨年から繰り越しでカシミアのニットキャップ。欲しいものを書き挙げてみると、まだまだ醒めてない人のような気がしてきた。このくらいでも悪くはない。

2015-16AWあれこれ

そういえば2015ベストバイ書いてなかったな、と思うも2016年は1月も終わりかけ。さすがに遅すぎ感あるのでこの秋冬のファッションに絞ってみる。

と言っても最近のトレンドとかランウェイ情報とか細かに追っているわけでもないので、あくまで個人的感想。

 

①ニットいろいろ

もともとニットは好きだけど、今季はざっくりローゲージから繊細なハイゲージまで幅広く楽しめている。

andersen andersenらへんのフィッシャーマンセーターが持ち上げられてるのもあってか、ざっくり(場合によってはややもっさり)した暖かさ重視なニットを着るハードルが下がっているのが大きい。クリーンで洗練された今季ものを探すのももちろんだけど、この類であれば、古着で味があるもの、一癖あるものを探すのも楽しい。

(ARN-000008) ANDERSEN-ANDERSEN (アンデルセンアンデルセン)AD-009 SEAMAN 7GG

また、タートルネックの流行(毎年言われてる気もするけど、昨年から今年にかけてかなり本格化しているように思える)も外せない。1枚でシンプルに 大人っぽく着てもいいし、インナーに持ってきて、アンサンブル的にニットを重ねたり、柄物を重ねたり、あるいはやや厚みのあるシャツを重ねてみたりと、レ イヤードも楽しい。

買ってよかったものは、無印良品の洗えるタートル×2(安価でレイヤードのベースにもなる)、jun okamotoのカラスニット(身頃のカラス模様が派手すぎず雰囲気良し。アームがリブニットになっていたり、背がケーブル編みになっていたりと凝っているのもいい。このブランドはカジュアルで緩めのサイズ感の服が多いけれど、適度に大人っぽさも備えていて好き)、古着のシェットランドニット(茶だけれども複数色が混ざっており綺麗、首元も詰まっておりしっかり暖かい)、margaret howell×john smedleyのカーディガン(定番のチャコールグレーをセールで。半額でも結構したけれど)あたりか。今季の買い物はニット率が非常に高かった。

着る服を選ぶのにまずニットから、という日が多くなった。

 

ツイード素材

暖かみがあってこれぞ冬服という印象があるので好き。上述のニット群との相性も良いためついつい取り入れたくなる。定番のジャケットにウールパンツ、カジュアル寄りな日はガウンなども着る。今季新しく買うこともなく、持ってるものでおおよそ満足しているけれど、ツイードジャケットに関してはひとつ問題がある。今持っているのはstephan schneiderヘリンボーン柄で、暖かみもありながらスマートできれいなシルエットなのだけれど、インナーにざっくり厚めのニットを持ってくると窮屈になることがある。もともとツイードはとても暖かいので、中に着こめば余程寒い日でない限りコート要らずの着方ができる(比較的暖かい地域では、だけども)。そういう着方をするには、もっとゆったりとしたボックスシルエット寄りのゆとりが必要なのだ。ハリスツイードとかBrooksBrothersとか、あのあたりになるだろうか。そんなツイードジャケットを、次の冬あたりには欲しいと思う。

 

③冬小物

一頃はFaliero Sartiあたりの巻き物が流行って、夏以外はってぐらい市民権を得ていたこともあったように記憶しているけど、どうあれ寒い季節にストールを巻くのがださいと見られる日は来ないだろう。個人的にも巻き物好きなので、寒さの到来は嬉しい。ふんわりと首回りにボリュームを持たせる巻き方が多かったけれど、スーツやジャケットに合わせる場合に、Vゾーンにボリュームを持たせるように前に結び目をつくる機会が増えた。目立つところなので、上質なものを選びたい。

被り物も、やはり寒いとニット帽の出番が多い。ウールで厚みがあり、シンプルなものを被っており、特に不満もなかったけれど、最近カシミアニットを試着して、そのふんわりした軽さからは想像できない暖かさに感動した。veroneさんおすすめのジョンストンズをいつか買いたい。

(ジョンストンズ) JOHNSTONS HAD00060/CASHMERE KNIT CAP[カシミアニットキャップ]UNISEX[LT.GREY]

 

④白シャツ

シャツ、特に白シャツは消耗品だと言われる(突き詰めれば一生ものなんて存在し得ないので、どんな服も消耗品と言えるのかもしれないけれど、それはさて置き)。どう頑張っても汚れが目立ってくるし、仕方のないことだ。だけど一方で、ぱっと見て、良いものを着ているかがわかりやすい服でもある。顔に近いところに襟が映るし、潔い白は形を際立たせる。財布には痛いけれど、いいものを着たいと思う。

そんな考えのもと、2枚購入した。1枚は比翼仕立てで小襟なミニマムな作りのシャツ(某ショップのシャツメーカー別注品)で、とにかくベーシックなものだしジャケパンくらいの格好にも使えるので便利。もう1枚はmargaret howel lのもので秋冬仕様の厚めの生地、インナーに薄手のタートルネックニットを着こむという独特な着こなしが提案されていたもの。意外とこれは奇抜というよりは品があり、嵌まればすごく畏まったかんじさえする。貧乏くさい話だけど、半アウター的ポジションで着ることによって汚れにくく、消耗しにくいという利点もある。この2枚はどちらも重宝している。

 

⑤その他雑感

おそらく流行っているであろうものについて。鍔広のハットは、頭が大きくて背も足りないとなると相当難しいと思い被ってみる気も起きず。チェスターコートは、いよいよ街に溢れてきた感があるけれど、天邪鬼を発揮するかと言えば、2年前に買ったsacaiのそれはまあ堂々と着ようかぐらいに留まる。ただ、スーツ上に着られるようなフォーマル感あるものについては、別物として興味がある。すぐに欲しいわけではないけど、気にはなる。スニーカーは、NBには然程興味はないけれど、徒歩移動の多い身としてはあの見た目ですごく歩きやすいというのは気になるところ。ローテクならsolsのモノトーンタイプが欲しい。ジェンダーレスについて。そういうテイストがトレンドに挙げられるらしいけれど、消費者の側では2極化するんじゃないだろうか。即ち素直にユニセックス的なものを取り入れる傾向と、それに反発し(とまではいかずとも受け入れられずに)男性的なものを取り入れる傾向と。個人的にもはや少年的とか中性的とかいう言葉が似合う相貌ではないので抵抗感があるというのと、スーツスタイルを重視せざるを得なくなったというのもあり、そういうものはこれまで以上に選べなくなるように思う(大枠はそうでも、その内部で部分的に取り入れるという方法もある?)。いずれにせよそのあたりはじっくり考えないと、客観的に見られた像との間に悪いギャップが生まれそうだ。

 

冬ももう1月余り。春の買い物を考えるのもいいけれど、寒さ真っ盛りの今、どう着るかを楽しみたい気持ちが強い。

デニム雑感

最近は専ら大人らしい格好をしようと意識しているけど、相変わらずデニムは穿く。

シックな濃紺リジッドか、色落ち激しい水色ぐらいのデニムが今は気になる。

太さは、スキニーというともはや一般的には受け入れられ難くなってきているようだけれど、やっぱりテーパードがきいてかつ細いものがいい。モデルとは程遠い背格好だろうと、そりゃあ基本的に、細くて長いシルエットを求めたい。

しかしこれには体型の問題が立ちはだかる。太くて短足な自分にはまず似合わない。ボンレスハムの如しである。それでも頑張ってそれなりに細いパンツを穿いてきたけれど、好きなものと似合うものは違うという厳しい現実を見つめるときがきたようだ。

カールラガーフェルドを見習って、とは大仰だけど、似合わないなら似合うようにするしかないと思い至り、ダイエットすることにした。目標に到達するまでは、理想のデニムはお預けである。

(細パンツ問題はデニムに限らない。PT01とかインコテックスみたいな細スラックスも穿きたいけれど、これらはデニムほど生地が分厚くないので、現状どこからどう見てもアウトな穿き様になってしまう。痩せねば入口にも立てない。)

現状の体型で穿くなら、ワイドなペインターデニムか501みたいな太すぎず細すぎずの王道かの選択肢になるのかと思う。501CTが発売されたときにはピンときて、すぐに試着しに行ったけど、お目当てのアイスカラーのサイズが無くて諦めてしまった。

(そういえば、大々的に雑誌他で特集してた割には、最近はあまり見ないような気がする。自分の観察不足かもしれないが。)

今から考えると、細すぎるのは穿けないという条件から見れば、あれはきれいめ感とストリート感のバランスが取れていて良かったのかもしれない。探してみるのもいいのかも。

最近はデニムジャケットも気になる。もう何年も着ていないけど、いかにも古着っぽい色落ちしたのを着たい気分だ。大人服の要請への反動かもしれない。他は白シャツだのクリーンなものを選んでバランスを取りたい。

あとはデニムとは少し異なるけれど、インディゴ染めの服も好きだ。着て洗っていくごとに表情がでてくる。どことなくやさしい感じがする。シャンブレーシャツやスウェットみたいな定番でもいいし、ウールパンツとか、面白い発想のものもいい。

この辺りのトップスになってくると、春服のイメージが強い。暖かくなるまでもう2か月ほどか。多少はマシな体型になれるよう、追い込まなければ。

一年越しに

2015年の目標として、「毎週ブログを書く」などとつぶやいたような記憶がおぼろげにあるが、そのまま丸1年更新しなかった自分の駄目さに驚く。

驚きついでに多少は反省し、せめて2016年はたまには日記を書こうとログインしてみたわけである。

元来、文章というのは書きたいものがあるから書くわけで、それがはっきりしないで書くのもいかがなことかと思うが、書く習慣をつけることが目的なので、まずは書く。

書きたいものが見えてきたら、そのときはちゃんと構成する練習をしよう。

もう1つ、読み手の立場に立って書くことが大事だが、当分はただつらつらと書くだけなので、テーマの定まらないうちは(そしてそれをちゃんと表現できるようになるまでは)読みにくいことこの上ないだろうと思われる。

リハビリと手習いを兼ねたものなので、ご理解の上で読み流していただきたい。

ものをみる

 朝起きて仕事して(ほぼオフィスワーク)夜になって、退勤後のわずかばかりの時間を過ごして帰って寝る、週末になってようやくゆったりと有意義な時間をすごせているのか疲れをとるので精いっぱいなのかわからない。そんな日常を過ごしていると、もの選びの感覚が鈍ってくるような気がしてくる。

 じっさいそうだ。会って目にする人も限られているし、流行とか洒落てるとか、そういうものとは縁遠い時間が長くなった。そうなるとやはり、以前よりももっと能動的に情報を求める必要がでてきている。もちろん直接見て触れるのがいちばんよいが、田舎ではそうもいかない。週末に都市へ出ればよいが、地理的にも金銭的にも無理はできない。

 そこで今更たちもどるけれども、こうした場合、本や雑誌、ネットから情報収集することは、これまでなんとなくそうしてきた以上に有意義なんじゃないかと思うようになった。安価で居ながらにしていいものを(直接でないにせよ)見られるというだけで自分にとってはエンターテイメント的である。もっとこれらを楽しんだほうがいい。

 これまでだってそうだったはずなのだが、こと雑誌に関してはこの何年かでそこまで熱心に読むことがなくなっていた。とくにファッション誌については、対象がしっかり定められている感があるものが多い。一番しっくりくるものを選んで毎月購読するような形を以前はとっていたが、その「しっくり」に陰りが差してからはなんとなくぱらぱらと立ち読みし、たまに食指が動いたら買ってみようかぐらいの距離ができている。自分の感覚を大事にするのはいいことだと思っているけれど、清濁併せのむ勢いで(大袈裟だが)もっとたくさん読んでいきたい。雑誌単位ではそこまでぴんとこなくても、気に入るものが載っていることはあるわけで、そういうものまでアンテナを張りたいわけである。

 もうひとつ、ネットについて。こちらは日々ちゃんと見ている方だと思う。twitterなどで本職を含めたおしゃれな方々の発言に関心をよせるのと、sumallyでそういう方々の見てきたものを共有して、あとは気になるブランドやショップの情報をフィードなんかでぼちぼち読むのが趣旨に沿ったところでの主な使い方だろうか。

 いまのテーマである「もっと感覚を研いでいく」というところにこだわるなら、こうして日々見てきて気になったものについて書き残していくのもいいのかもしれない。

2014ベストバイ

案の定、放置したままあっという間に1年が過ぎてしまい、もはやこれだけのためのブログと言われても否定できなくなってしまっております。

今年こそはもっと更新したいなあ…。

 

さて、ベストバイです。前年もそうでしたが、あまり厳密なランク付けはせずにざっと並べてみますが…実は1位だけは確定してます。

 

車です。なんせ初だし、もちろんながら金額が金額だし。

これについては紆余曲折あったので、また別の機会があれば書いてみたいと考えています。

 

では次点以下を(画像ありません。気になる方は調べてください。一部はsummallyにあるかも?ものぐさでごめんなさい)。

 

①motherhand artisanのニット(gent)

ここ何年かニットにこだわってましたが、いいものを見つけました。

無地でライトグレー、ハイゲージなプルオーバーニット。

シンプルで柔らかくて1枚でさまになるしシャツとの相性もいい。

ネックもクルーとボートの中間くらいで自然にロールして、

奇を衒わないけれどもなかなかないかんじ。

値段もjohn smedleyくらいしますが、納得の出来です。

 

margaret howell×john smedleyのコットンニット

ニット続きですが、こちらは春夏仕様のコットンニットです。

同じくハイゲージなプルオーバーですが、肩口と裾にひっそりと編み模様が入っており、ネイビー単色でやや緩めのサイズ感ながらスウェットトレーナー的なだらしなさとは一線を画す佇まいです。

きれいにシャツと重ねても、それこそスウェット代わりでもいいかんじ。便利です。

しかしなんといっても特筆すべきは着心地です。

肌がちくちくしやすい自分でも所謂「素肌にニット」が無理なくできます。

獣毛じゃないのももちろんですが、ざらつきが全くないので、スウェットどころか長袖Tシャツ感覚で着られます。

コットンニット、集めたいと思わされました。

 

③sashikiの麦藁帽

サイズオーダーで作ってもらいました。目が詰まったきれいな形に、黒のリボン。

気恥ずかしさを感じずに長く被れそうな大人向けの逸品です。

惜しむらくは、届いたのがちょっと遅くてまだあまり被れていないこと。

今年こそ真価を発揮してくれるはずです。

 

④guidiの短靴(992)

今更と言われようが、学生時分の全盛期からずっと欲しかったのです。

定番の黒ですが、コードヴァンの裏革とかいうよくわからん素材使いで、内側が無駄につるつるしてます。

各所で散々レビューされてるのでもはや必要もないでしょうがひとつだけ。当時隆盛したモード的な格好じゃなくって、今の好みの服装でもよく合います。意外とぽってりしたアッパーが程よいボリュームで、目下迷ったら鉄板の選択になってます。

 

⑤R&D.M.Co/oldman's tailorのシャンブレーシャツ

アメカジーな印象が強すぎて実は1着も持ってなかったシャンブレーシャツですが、光沢のあるグレーの生地に狭いピッチでの薄いボタン群、細長ロングなシルエットとクラシックな雰囲気が気に入りました。

シャツにこだわりたかった2013年のベストシャツです。

 

⑥kavalのdochu coat

年末補正もあるのかもしれませんが、結局2014年もすべりこみで買ってしまったアウターです。

道中着をモチーフにしたこちらは、身頃がてるてる坊主のようにバッサリと膨らんでおり、コートというよりは外套といった趣きです。

しかしながら立った状態では意外とすっきり生地が収まり、奇抜な印象はほとんどありません(主観ですが)。

ビッグシルエットのコート需要を想像しなかった形で満たしてくれました。

余談ですが、もともとは柿渋染めのリネン素材だったところ、取扱店からの別注でウール素材を作ってもらったものだそうです。まだ新しいブランドですが、今後も注目したいです。

 

 その他にも、スイス製のアンティークウォッチ、wallflower by jun okamotoのオーダーシャツ、yaa!のイージーパンツ、定番物ではjabez cliffのベルトなど、いいものいろいろな年でした。

 

 振り返ってみると、買ったもの全般にいえることですが、購入するお店がかなり固定されてきています。

悪く言えば視野が狭くなりがちかもしれません。しかしそれぞれがそれだけ魅力的なお店なのも間違いないです。

そんな状況もあり、ライフスタイルショップという言葉に代表されるような、最近の(もうわりと前?)ショップの動向はやはり気になります。

単に商品の多角化という要素だけを切り取って、餅は餅屋だと切り捨てるのは簡単だし、確かに一面では正しいのかもしれませんが、発信者としての特性を出していく過程でそうなっていくのはむしろ歓迎したいかなあというのが今のところの考えです。

 なにをどうしたいといった大仰な展望もないただのいち消費者にすぎない私ですが、2015年も広めの視野をとりつついいものを追っかけていけたらなあと思います。

2013ベストバイ

いつのまにやら明けまして2014年。

ほとんど更新してませんでしたが、昨年に引き続きベストバイ、というか買ってよかったものなどを振り返ろうかと思います。

①munoz vrandecicのdoctor's bag

 長いこと探し求めてた黒革のベーシックな鞄。

本当は自転車通勤にもってこいのリュック型をと思ってたけど、お店で一目惚れし即決。

成牛の革を何トンだかのプレスで成形しただの凄まじいこだわりがあるらしいけど、

とにかく見てくれの雰囲気が最高。長い付き合いになりそう。

 

②TRACTION PRODUCTIONSの丸眼鏡

珍しく流行りに乗ってる感のある(今やもう次の波が来てるらしいが)選択だけど、

全く気にしない。手前味噌もいいとこだがものすごく似合ってるし。

このブランド、丸眼鏡が得意でいろんな型を展開してるけれども

なぜかこのモデルは検索してもでてこなくて、そんなところもお気に入り。

 

2013ベストを挙げるなら上記2つが抜けてるかな。以下次点。

henry beguelinの2つ折り財布

5年ほど使い込んでた先代も、いよいよ端々の穴が目立ってきたため買い替え。

使い込んで楽しみたい派なので、シンプルで評判もいいこちらのブランドから探してみることに。

また、長財布はスマートだけども鞄がないときに不便極まりないので思い切って2つ折りに戻してみた。

シンプルながらかわいらしさもあり、愛着が沸いてくる。お値段がかわいくなかったのが玉に瑕。

 

④patrick stephanの袖レザー切替ブルゾン

アトリエバッグが人気だが、そちらは通らずまさかのウェア。といってもここのを狙っていたわけではなく、こういう(袖だけレザーの変わり種かつ大人しめな色使い)の欲しいなーと思ってたところにたまたまセールで巡り合った。

頭でイメージしてそのものな服を見つけ出すなんてそうそうないので幸運だった。

 

その他にもstephan schneiderのシャツとかyohjiのジャケットとか、変わったのではthe sakakiの半袖ニットとか、

ほぼ外れなくがっちり買った(買ってしまった)年でした。

 

さて、失敗していないので無駄はないはずではありますが、2014年はもうちょっと抑えようかと思います。なにかと入り用になってくると思うので…。

弱弱しい決意ですが、まだまだな審美眼をがっつり研ぎ澄ましたいと思います。