デニム雑感

最近は専ら大人らしい格好をしようと意識しているけど、相変わらずデニムは穿く。

シックな濃紺リジッドか、色落ち激しい水色ぐらいのデニムが今は気になる。

太さは、スキニーというともはや一般的には受け入れられ難くなってきているようだけれど、やっぱりテーパードがきいてかつ細いものがいい。モデルとは程遠い背格好だろうと、そりゃあ基本的に、細くて長いシルエットを求めたい。

しかしこれには体型の問題が立ちはだかる。太くて短足な自分にはまず似合わない。ボンレスハムの如しである。それでも頑張ってそれなりに細いパンツを穿いてきたけれど、好きなものと似合うものは違うという厳しい現実を見つめるときがきたようだ。

カールラガーフェルドを見習って、とは大仰だけど、似合わないなら似合うようにするしかないと思い至り、ダイエットすることにした。目標に到達するまでは、理想のデニムはお預けである。

(細パンツ問題はデニムに限らない。PT01とかインコテックスみたいな細スラックスも穿きたいけれど、これらはデニムほど生地が分厚くないので、現状どこからどう見てもアウトな穿き様になってしまう。痩せねば入口にも立てない。)

現状の体型で穿くなら、ワイドなペインターデニムか501みたいな太すぎず細すぎずの王道かの選択肢になるのかと思う。501CTが発売されたときにはピンときて、すぐに試着しに行ったけど、お目当てのアイスカラーのサイズが無くて諦めてしまった。

(そういえば、大々的に雑誌他で特集してた割には、最近はあまり見ないような気がする。自分の観察不足かもしれないが。)

今から考えると、細すぎるのは穿けないという条件から見れば、あれはきれいめ感とストリート感のバランスが取れていて良かったのかもしれない。探してみるのもいいのかも。

最近はデニムジャケットも気になる。もう何年も着ていないけど、いかにも古着っぽい色落ちしたのを着たい気分だ。大人服の要請への反動かもしれない。他は白シャツだのクリーンなものを選んでバランスを取りたい。

あとはデニムとは少し異なるけれど、インディゴ染めの服も好きだ。着て洗っていくごとに表情がでてくる。どことなくやさしい感じがする。シャンブレーシャツやスウェットみたいな定番でもいいし、ウールパンツとか、面白い発想のものもいい。

この辺りのトップスになってくると、春服のイメージが強い。暖かくなるまでもう2か月ほどか。多少はマシな体型になれるよう、追い込まなければ。